映画「 死神の精度 」 [映 画]
ヘタクソな映画。この監督何がしたかったんだろう・・・?
小西真奈美に歌わせたかっただけかな? たぶん。
名作の映画化が原作に及ばないとか漫画の映画化がイメージ
と違うとか。まぁよくある事なんですけど、そんな事言うん
だったら見なきゃいいだけの話で、私は元ネタを知っている
時でも、ちゃんと「映画」を楽しみたいから見ているわけで
別モノとして見てるつもりです。
けど・・・ちょっとこれ、ヘタクソすぎませんか・・・?
もともと、6話からなる短編が原作なので、どこどこが描き
きれてない、という事にはならない訳で、映画ではその中の
3話を使って、過去・現在・未来とうまくリンクさせてまと
まってると思うし、原作と映画の死神のイメージが違うとか
そんな事は、どうだっていい。脚本がまとまれば映画として
ちゃんと面白いものになるはずなのです。
ただ、その3話がリンクするという伏線の見せ方が、恥ずか
しいくらい分かり易すぎて見終わった後の余韻が全く無い。
犬が話すというやり口も気にいらないし、見せ方も無意味。
最初の枯れていく薔薇のCGの酷さは、もぅ許すとしても、
最後の青空は・・もっとこうやりようがあったでしょうに!
突き抜けるような青空というのがラストのキメ手なのに・・
そして、この映画の最大のミスは、過去・現在・未来の時代
背景の見せ方がヘタクソすぎるんです・・・
1話目の過去は、化粧や服装で、2話目の現在は、最初に映
るiPodで、そして3話目の未来は、お手伝いロボットが
出てくる事で、それぞれいつの時代なのかなんとなく分かる
のですが、このお手伝いロボが完全に人間。もの凄い未来?
かと思いきや、その他は至って普通。CD聞く時なんかラジ
カセ出てきますからねぇ・・・混乱。
そんな訳で、見せ方がいちいちヘタクソすぎて、映画化の意
味が全くもって謎に終わりました。
コメント 0