映画「 ハゲタカ 」 [映 画]
ドラマも面白かったから、映画も面白い。
しかし、良くも悪くもテレビの延長、ではある。
NHKでやっていたドラマの面白さを失うことなく、映画も
企業買収の奥の手をどんどん見せつけてくれる緊迫感と爽快
感あふれる面白いつくり。ドラマチックでありながら、経済
や金融ド素人の無知な私が見ても理解できる分かりやすさも
やはり好評価するべき社会派ドラマ。役者陣もウマいし。
ただ「映画」単体で考えると、どうなんだろう・・という気
がしてしまうのは、ドラマで大森南朋演じる“ハゲタカ”鷲津
や栗山千明、柴田恭兵、松田龍平の過去の絡みを知っている
からの様な気も。映画の方でも栗山千明の過去などにも少し
触れてはいるけど、松田龍平の絡みなんかはドラマを知って
いる側からすると、嬉しく面白味を感じはするものの、映画
だけで見ている人には何も感じないような気も。
ま、それはそれでいいのかも知れないけど、やはり映画を見
る前にドラマを見てほしい。ってそれを言ってしまいたくな
る時点で、やはりテレビの延長、になってしまうんだよなぁ。
それともう1つ気になった点。(注:ネタバレになります)
今回の敵である、玉山鉄二演じる劉一華。彼の生家に書かれ
ていた、あのアカマGTの落書き。調査報告書の写真で見せ
られるのではなく、最後に鷲津が彼の生家に訪ねた時に、鷲
津が(というより観客が)見つける事にした方が、劉一華と
いうキャラの肝となる部分でもあるし、映画のラストとして
もっと感慨深くなるのになぁと感じた。映画中盤で見せられ
たものをラストにまた見せられてもな〜と。ちょっと残念。
始まりは「お~、映画だ!」って感じだった..けどねっ。
ドラマでの衝撃が大きかったから..かなり期待したかも。
同じ題材をドラマと映画でする場合が多い中、その後をすると言うのも面白いけど。
コメンタリー..結構おもしろかったでしょ!
あの「キリン」の映像..とか(^^
メイキングを見て、玉山が助演男優賞にノミネートされた理由がわかった。
でも、これは殆どの人が見てないんだけど(^^;
by BP好きYCねえさん (2010-02-24 15:33)
ドラマファンとしては、続編を作ってくれるのは
カナリ嬉しいですよね!
しかも、期待を裏切らない出来だったし。
鷲津に正体がバレた時の、車ごしの玉山鉄二の演
技は凄いな、と思いました。
コメンタリーは見てないんですけど・・・メイキ
ングは見てみようかな。
by フィ。 (2010-02-26 11:40)