映画「 (500)日のサマー 」 [映 画]
単なるオシャレ映画でもないし、
単なるラブストーリーでもない。新しいハッピーエンド。
ミュージッククリップ出身の監督が作った映画!っていう、
映画。この映画が長編デビュー作となる映画監督、マーク・
ウェブ。今後も彼の作る映画を見逃さないようにしよっと。
エピソード毎に前後入り乱れる時系列、画面分割、ミュージ
カル、アニメーション。ミュージッククリップ出身の監督ら
しい、いろんな映像要素が詰め込まれた演出方法は、観客が
散漫と感じそうなギリギリのライン。普通なら、やりたい事
を詰め込みすぎた失敗作パターンですが、これが今回主人公
のトムの感情が反映されている表現として効果的で、見てい
て楽しい大成功パターンだった。
トム演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットがまた良くて、
彼が運命の恋だと信じるサマーに一喜一憂してる姿に、こっ
ちが一喜一憂してしまう。
そして、ミュージッククリップ出身の監督らしい、映像はも
ちろん音楽もファッションも随所にセンスの良さを感じる。
女子ウケしそうな映画。でありながら、この映画が描くのは
思いっきり恋する男の心情。思いっきり男の視点で映画が進
む、その意外性がまたおもしろーい! なにこの映画。
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