映画「 フィッシュストーリー 」 [映 画]
続々公開される伊坂幸太郎原作の映画。
今回は「アヒルと鴨のコインロッカー」の中村義洋監督での
映画化。うん。相性って大事。
隕石が地球にせまり、地球が最後の日を迎えようとしている
2012年。修学旅行のフェリーでシージャックに遭遇して
しまった女子高生と、犯人に勇敢に立ち向かう正義の見方が
登場する2009年。合コンに行く気の弱い大学生の一夜を
描く1982年。早すぎたパンクバンド「逆鱗」のメンバー
達の日常を描く1973年。
この4つの物語の4つの時代が交錯、小さな繋がりが大きな
繋がりへ意味を成すというストーリー。
映画の核となる時代は「逆鱗」のメンバー達を描く1973
年。彼らの歌う「フィッシュストーリー」という曲から始ま
る冗談まじりのホラ話が、やがて小さな繋がりを持ち地球を
も救ってしまうという不思議な話なのですが、オムニバス映
画の様なバラバラの話が、最後に「フィッシュストーリー」
の歌に乗って種明かしされていくラストは何とも爽快!
脚本の面白さは原作の力なんだと思うけど、この演出は間違
いなく監督の力。プラス、なにげに一番重要な映画の肝とな
る曲「フィッシュストーリー」が相当イイ!荒削りな感じと
か意味分かんない歌詞とかブランキーを彷彿とさせて相当好
み。これはプロデュースの斉藤和義の力。映画の内容同様、
作り手の繋がりも相性が良かったんだと思う。
うん。相性って大事。「ゴールデンスランバー」にも期待。
次回は「チルドレン」あたりを映画化して欲しいかも。
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