映画「 SILK 」 [映 画]
映画の結末で、★がグインと伸びる。それまでは・・・
映画の退屈さを忘れられるような魅力的な映像美はあるけれ
ど、ふとした瞬間、だらだら加減に気づいてしまう。
その当時「世界の果て」と言われている日本に夫が旅に出る
時間、その間ひとりで夫の帰りを待つ妻。
日本の少女に魅了されまた日本に旅出つ夫。それに気づくも
何も言わずに送る妻。
日本に行きつくまでの苦労、長い月日を不安と悲しみの中ひ
とりで待つ妻。そこら辺の時間の流れがイマイチ伝わってこ
ないので、感情移入できない。日本に行きつくまでの苦労が
もっと見えれば、夫がどんだけ少女に魅了されていたのかが
もっと伝わってくると思うし、ラストがああならば、夫の帰
りを待つ妻をもっと描いておくべきだと思う。
もうちょっと言うと、キーラ・ナイトレイじゃなかったら、
ラストの意外性にもっと感動できたかも。
やっぱり他の作品のイメージが強すぎて、ただ待つ女にも病
む女にも見えないんですけど。
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